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5.ばね特性の作成|PTMT操作マニュアル

ばね特性について

 ばね特性を作成するには、先にばね要素を作成する必要があります。すでに定義済みのばね要素に対してばね特性を設定することができます。
 ばね特性では、ばねローカル座標系におけるxyz3方向のばね定数と減衰値の情報を保持します。これはいくつでも定義することができます。ばね要素はそのままで、ばね特性だけ入れ替えて計算を実行するのに便利です。
 ばね特性が設定されたばね要素は黄色に変化します。これによりばね特性がちゃんと設定されているかどうかを確認することができるようになっています。

ばね特性の作成

PTMT操作メニュー / ばね特性

→解析モデル上のばね要素をクリック

 選択されたばね要素は赤色に変わって、選択状態であることを示します。この時複数のばね要素を選択して一度にばね特性を設定することもできます。ちなみに選択されたものをもう一度クリックすると、非選択状態に戻ります。
 ばね特性を設定するばね要素の選択ができたら、PTMT操作メニューの”決定”をクリックします。

PTMT操作メニュー / ばね特性 / 決定

 そうするとばね特性設定ダイアログが現れます。ここですでにいくつかのばね特性を設定済みであれば右側の”定義済みばね特性”のところにこれまで設定したばね特性がリストされますので、これをクリックすれば、設定項目に値が入力されます。新規に定義する場合にはここは空白になります。

各入力項目の説明

名前

このばね特性を識別できる名前を入力してください。定義済みばね特性にリストされる名前もここの値を使います。

ばね定数

ばねのローカル座標系における各方向のばね定数を[N/m]単位で入力してください。

減衰係数

ばねのローカル座標系における各方向の減衰係数を[N・s/m]単位で入力してください。

動的係数

動的係数は動的な荷重に対する応答(動解析、周波数応答解析)を計算する場合に利用します。ゴムなどの場合、静的なばね定数と動的なばね定数が異なることがありますので、これをこの係数を活用することでこの特性を再現することができます。必要に応じて入力してください。必要のない場合は1を入力しておいてください。

定義済みばね特性

すでに定義済みのばね特性はここにリストされます。他のマウントにも同様の特性を利用する場合はこのリストから選ぶことで、すばやく設定することができます。また、ばね特性の値を変更した場合、そのばね特性を参照しているすべてのばね要素に反映させる事ができます。

ばね特性の編集・削除方法

PTMT操作メニュー / モデル編集 / ばね特性

定義済みのばね特性がばね特性編集ダイアログにリストされます。

編集方法

編集したいばね特性を上のダイアログから選んで編集をクリックします。ばね特性を作成する時のダイアログが現れますので値を編集して”OK”。更にばね特性編集ダイアログでも"OK"をクリックして編集完了です。

削除方法

削除したいばね特性が上のダイアログから選んで削除をクリックします。更にばね特性編集ダイアログでも"OK"をクリックして削除完了です。

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