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6自由度剛体振動シミュレーションソフトウェアPTMT操作マニュアル
はじめに
PTMTは私JIKOが開発した6自由度剛体振動シミュレーションソフトウェアです。車両のエンジンマウントや建機のキャブマウントなど、振動する装置をゴムやばねで支持する場合のレイアウトやばねの特性検討などに幅広く利用することができます。
PTMTを無料でご使用いただくために、このマニュアルには広告を掲載してWEB限定で公開することにしました。印刷してご利用いただくのは構いませんが、マニュアルを電子データとしてまとめてダウンロードできる形式では公開していませんのでご了承ください。
ダウンロード
作者ホームページのPTMTダウンロードのページからダウンロードしてください。
サポート
このマニュアルで使用するサンプルモデルです。zipファイルに圧縮されております。ダウンロードしてご使用ください。
使い方の解らない点など、なんでもこちらで質問していただければ回答いたします。
作者ホームページ→ CAE技術者のための情報サイト
機械力学入門講座など機械工学全般を解説した”機械工学のページ”、CAE全般の基礎講座やトピックを掲載した”CAE技術のページ”などあります。参考にしてください。
既知の未解決バグ
固有値が重根を持つ場合正しい周波数、モードを計算することができないというバグがあります。これは、固有値を計算するアルゴリズムにパワー法という簡易的な方法を用いているためです。したがって、単純で対称性のあるような構造の解析は避けてください。
実際の設計検討で使用するモデルでは慣性やマウントの配置等が複雑なものになるので、実務上あまり問題にならないと思われます。むしろ手計算レベルとの検証に使用するような単純なサンプルモデルで正しい計算ができないことがあります。
解析が正しく計算できないモデルの例
- 慣性乗積項が2つ以上0であるような単純形状の質量要素モデル
- ばねの配置が対称で、同じ周波数に2つ以上のモードが存在する(重根を持つ)モデル