06.全体荷重ベクトルの組み立て|FEM基礎理論
改めて前々項で求めた離散化された1次元構造解析の有限要素式(4-15)を以下に示します。
・・・(4-15)
本項では全体荷重ベクトルの組み立て方について説明します。
前項と同様に式(4-15)の右辺についてもΣを用いないで表記します。
・・・(6-1)
ここで、前項と同様に全節点数n+1まで拡張して考えますと下式のようになります。
・・・(6-2)
上式の右辺を足し合わせますと式(4-15)の右辺は下式のようになります。
・・・(6-3)
ここで式(6-3)の右辺を下式のように略記することにします。
・・・(6-4)
そうしますと最終的に式(4-15)の右辺は下式のようになります。
・・・(6-5)
ここで、{f}ベクトルは全体荷重ベクトルと呼ばれます。