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1.XFEM概要|XFEM操作マニュアル
XFEMは2次元構造物の流体・音響・伝熱・構造問題に関して解析することができます。シンプルかつ使いやすい対話型のユーザインターフェイスによりとても簡単に境界条件の設定、解析、評価を行うことができます。
また、OpenGLによりスムーズな3D描画を実現し、ストレスなく解析モデルの回転・移動・スケール変更がキーとマウス操作で行なうことができます。
本ソフトウエアは形状定義及びメッシュ作成機能はありませんので、別途メッシュデータを用意する必要があります。XFEMはフリーソフトである「有限要素法の自動分割プログラム」に対応していますので、こちらでメッシュを作成していただけると便利です。
<機能>
一般
- 「有限要素法の自動分割プログラム」の出力ファイルを直接読むことができます。
- 対話型のユーザインターフェイスにより、簡単操作で解析モデルに境界条件を設定することができます。
- 2D解析ですが3D描画に対応しており、解析モデルを多方向から参照することができます。
- 解析結果はこのソフトウエア上でグラフィカルに参照することができます。
- レジストリへの書き込みは行ないません。また、面倒なインストール作業もなく、入手された圧縮ファイルを解凍するのみですぐに使用することができます。
流体解析
ポテンシャル流体に関して、設定した境界条件に対する速度ポテンシャル、速度ベクトル、動圧を計算します。
利用できる境界条件: 境界の速度ポテンシャル値・流速
音響解析
設定した周波数の音圧分布、音圧レベル(dB)分布を計算します。また、周波数範囲を指定して周波数ステップ解析も可能。
利用できる境界条件: 境界の音圧・粒子変位・音響アドミタンス値(消散系の条件)
伝熱解析
設定した境界条件の下、温度分布を計算します。モデル内に発熱要素を設定することもできます。
利用できる境界条件: 境界の温度・熱流速・外気温度、及び発熱要素
構造解析
設定した境界条件の下、変位、各種応力値を計算します。
材料特性ライブら入りを備えてますので、材料設定は簡単に行えます。ライブラリは自分で追加する事もできます。利用できる境界条件: 境界及び境界節点での外力・強制変位・拘束