いつもＨＰを参考にさせていただいております。
さて、もしよろしければ質問をさせてください。
jikoさんのテキストの中に、応力集中部に関しての評価方法の記述があるのですが、疲労強度の観点からの評価方法について説明をされておりました。この内容から推測すると、疲労破壊に関してはこのような評価方法で問題ないと言う内容と思われます。
一方で、静的強度において、同様の基準でも問題ないのでしょうか？
というのも、私は板金インサートのプラスチック成形品の強度解析案件を行っているのですが、板金が成形品から飛び出した形状で板金の先端に力がかかったとき概ね根元部分に特異点が発生します。
この場合、実際に応力集中をしていると思うのですが、何を持って壊れないと判断するかについて困っております(実際に実験しても根元が壊れることはありません。ミクロ的には破壊しているのでしょうが…)。
jikoさんはこのような場合、どのように判断をされておりますか？

疲労であれば応力集中部は除外し、母材応力と切欠き係数で大まか判断します。
静的強度というのは一発破壊するかどうかという意味でしょうか？素材としては塑性加工に代表されるように降伏したからと言って破壊までに至りません。一発で破壊するにはその材料の破断ひずみに達した場合です。これを判断するには非線形の解析が必要になるかと思います。

　回答いただきありがとうございました。
　一発破壊のことです。
　つまり、理解としては非線形の解析をして特異点周辺がどのように応力を緩和するように変形していくかまで解析し、仮に破断ひずみに達していた場合は、そのポイントが破壊するという意味合いでしょうか？
　今回の場合、金属と樹脂の接合部はイメージ的にはＬ字の交点に特異点が発生しているのですが、この場合はやはりこのポイントから破壊するという見方が正しいということでことですね。

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